(08/11/08)

前からお話ししているように、三和ファイナンスへの過払請求はある意味最悪です。

「記録がないから取引などない」「記録はすてた」「過払いは全部時効で１０年でなくなる」
「過払いかもしれないけど1万円しか払えない」
こんないい加減な話、あるいはウソ話を繰り返して過払いを逃れたのが、つい最近までの実状です。

ところが・・・。

数ヶ月前、過払いをもっている人達（過払いを払えとした判決を獲得した人たち）の一部と、その代理人の弁護士さんが三和の破産申立をしました。

？？？

三和の破産申立てって？
三和が自己破産するかは三和自身が決めるのでは？
何で過払いがある人（←三和からみれば他人の、過払債権者）が破産申し立てできるの？

そう思うかもしれませんが、実は破産は債務者がする自己破産と、債権者からする破産２つがあるんです。三和も過払いを払わなくちゃいけないという意味では「借金まみれ」なんですね。
今回の破産は債権者が申立てた破産なのです。だから今回の様な破産もありなんです。

それはともかく・・・・。
三和はこの破産申立にビビリました。本当に。

三和は「過払いなんか全部払ってやる。だからうちは返せない金なんて一円もない。債務などない。だから破産しないぞ」と言っていたのです。
だから、三和は本当に過払いを持っている人にどんどん払ってきました。

という事は・・・。

もう三和の問題（三和への過払い請求の時の問題）おきないの？
過払いを全部もらえるの？
裁判おこせば、取り返せるの？
先生の所もみんな回収できた？

ちょっと待ってください。実はそうともいえないのです。

うちのお客さんでも、過払いで裁判に勝った中で、半分位しか払ってきてくれていません。
半分位の人は放置されています。
しかもこれから取ろうとした人の分（裁判中の分）も、
相変わらず訳の分からない対応でのらりくらりしています。

結局、三和は破産申立を一時的に逃れる為に、一部の人に払っていたという感じなのかもしれません。
破産を逃れたいのならば、今まで裁判でまけた分、これから裁判になる分、全てを払わない限り、逃れる資格はないのではないでしょうか？

本当は死の淵から甦ったはずの三和をゾンビと呼んであげようと思ったのですが、　ソン　ビとしか呼んであげられません。
　　　　　　　
ここで一句
「ゾンビにはまだまだなれず　ソン　ビかな」

・・何のオチもなし。