→業者から見れば債権(権利)、皆さんから見れば債務(義務)の詳細(本当の金額)を調べる事です。 取引の年月日、利率などが大事な情報になります。
後述の引き直し計算が出来る業者は、引き直し計算の大事な前提作業になり、引き直し計算が出来ない業者は、この段階で本当の額の確定になります。
●「引き直し計算」って何?
→業者が、高~イ違法な利率で、貸付けていた債権を、安~イ法定利息で再計算する事です。債務整理の仕事の華です。
ここで、がつんと元金が減ったり、過払いになってお金を取り戻せるようになります。
●グレーゾ-ンって何?
→業者の高~イ利率と、法定の安~イ利率の間のゾーンです。
民事上は違法ですが、刑事上は合法なので、違法か合法か、「グレー」と言う意味で、こう呼ばれています。
●「引き直し計算」で何%の利率が、何%になるの?
→業者の28%とか、29%が、15%~20%になります。大体が、15%か18%です。
●では、今後の利息が、そうなるのね。
→全然違います! 今後の利息(将来利息と呼ばれる)は、ゼロにします。仮に返済するとしても(自己破産とか個人再生をせずに任意整理をするとしても)、今後の利息はゼロ、元金をどんどん減らすのです。
そうでなく、引きなおし計算は、今までの貸し借りを、正しい利率で再計算するのです。
●最近利率が下がった(18%になった)けど、それでも引き直せるの?
→出来ます。 引き直しは、今までの貸し借りをすべて再計算するので、途中から法定利率に下がっても、それまでの部分を、全て引き直し出来るので、強力です。
逆に言えば、かなり古い時代、業者は、40%とか54%くらいの利率でしたが、それをも引き直すので、古い時代から借りていれば、強力な過払いが出ます。
●途中で遅れていても、引き直せるの? 業者は、遅延損害金がどうの、と言っていますが。
→引き直せます。多くの場合、業者は、何回か支払いが遅れても、一括請求せず、従来のまま利息を請求するのが普通です。この場合、普通の取引が続いていると考えて引き直しをするのです。
●完済したのも、引きなおせるの?
→勿論、出来ます。業者の高ーイ利率で、立派に払いすぎたわけですから、引き直して、過払い請求(お金を返してもらう)をする事になります。