おはずかしい話、滅多に新聞を見ないのですが、
（夕刊ゲンダイを駅の売店で買うくらい）、

実家で飯を食べて新聞を数ヶ月ぶりに読んでたら、地方自治体も、 最近は随分「過払い金」に注目しているようです。

というのは、ある人が、税金や保険料を滞納しちゃった時、その人が無職とか年金暮らしだと、自治体も、回収が大変困難になります。

しかし、よーく考えれば、

滞納している人
⇒サラ金とかに借金がある人が多い
⇒サラ金の借金て、長く借りていれば過払いのはず
⇒過払い回収したらそれもらっちゃおう

って、自治体が考え出したわけです。

まあ、税金や保険料は、払うのが義務ですし、破産しても消えないし、そういう方向でよいのでしょうが、弁護士的には、せっかく過払い回収を沢山し、お客さんに喜んでもらえると思ったら、過払い没収よ、では、少し残念です。

他方で、自治体や行政の宣伝力は強いですから、自治体が、多くの人に、 長年借りてるなら払う必要ないですよ、むしろ過払いで戻ってきますよ、 とアピールすることで、気付く人が増えればそれでいいのかもしれません。

一番いいのは、我々が頑張って、沢山の過払い金を回収し、滞納税金、保険料を払っても、まだ、お客さんに過払いを返してあげられるといいんですけどね。

そのためにも、しつこいけど、
過払いを返さない業者さん、ちゃんと払いなさいよ。