前回以前の分はこちら:
債務整理 本格学習その1 受任通知
債務整理 本格学習その2 債務調査
・利息引き直しのイメージ
利息制限法による利息の引き直しというのは以下のような感じです。
今まで例ナシで話したから、分かりにくいですよね。
それでは、グレーゾーンが、引きなおしでどんどん減って、過払いに化けるのを楽しんでください。
例1 コツコツ型エクセル版PDF版
(最初から、大きな限度額で借り、コツコツ真面目に返した型。
引き直しをすると、一番過払いが出やすいパターン)
例2 通常型エクセル版PDF版
(当初は、比較的小さい枠で、少ししてから、増枠した場合。
長年返せば、ちゃんと過払いが生じるパターン)
例3 短期間に、完済・貸付を繰り返す型エクセル版PDF版
(結局、払い過ぎのグレーゾーン利息が少なくなり、過払いはいまいち)
例4 最後に増枠型エクセル版PDF版
(相談に来るちょっと前に増枠した場合。
大きな額に対し、グレーゾーン利息を払った期間が短いので過払いが出にくい)
引き直しの結果、沢山の過払い出れば皆さんににっこり、私もにっこりです。
(皆さんの手元の戻るお金も増えるし、私もそれなりの報酬をいただけるからです。)
引き直しの結果、「短期間で完済、貸付型」、「ここ1,2年どばっと拡大型」だと分かると皆さんがっかり、私もがっかりです。
まあ、一番多いのは、最初小さく、暫くして増枠したパターンで、これなら5年以上借りていれば、過払いが出るでしょう(例1のコツコツ型は理想的ですが、現実はあまりない)。
まあ、そうはいっても、皆さん自身、自分の借り方の正確な記憶は、あまりないでしょうし、「ここ1,2年どばっと型」、でも、トータルで長く借りていれば
結果として、過払いが出ることもある(武富士なんかよく出る)ので、まずはご相談下さい。
尚、この引き直しは一見簡単そうですが、私石原は、「パソコンが何よりも嫌い」「メール以外全体手書き」なので全て事務局にやってもらいます。
持つべきものは、「人」「財産でなく財人」ですね。
次回は方針決定と任意整理、再生、破産のスタートです。