「人として~人として~」武田鉄矢の名曲ですが、その話をしたい訳ではありません。 金八先生は大好きで今だに泣いて見てますが。
債務整理の仕事をしてると、「私は人として破産しない!」とこだわる人がよくいます。 「人として」借りたものは返さなくてはいけない。「過払い」「不当利息」などと理由をつけて今更お金を取戻すのは「人として」できないというんです。
でもよく考えてください。債権者はサラ金さんとかですから、ただでお金を貸してくれた訳じゃないですよ。
しかも、ものすごく儲かってる人達ですよ。
お友達や親子からお金を借りて、それを踏み倒す、それを大幅に引き直してしまう、それを過払い請求するのは確かに「人として」ヤバイですが、そうではなく
サラ金さん相手なのです。
・・ちなみに 元々親子間では無利息ですから、利息の法律による引き直しや過払いなどの対象になりませんけど。
それはいいとして、大事なのは、
自分の事を考え、きちんと楽になること。
「人として」正しいことをしたいというならば、
家計が楽になってからでも全然遅くないと思いますが、どうでしょうか。家計が楽になってから町内のお祭りに寄付したり、お子さんの学校の災害基金とかに寄付したほうがよっぽど「人として」正しいと思いますよ。
業者の借金を減らしたり、過払いを取る事は、「人として」正しくない・・なんて、
そんなことは絶対にありません。
なぜなら 利息の法律違反 = 利息制限法 なのですから。
逆に言えば、減らすこと・取り返すことを
ためらうのは、法的にも正しくないんですよ。
これをよく覚えておいてくださいね。
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